厳寒の2月を迎えました。  2024.2/4(日)

≪今週のみ言葉≫

「向きを変えて子どもたちのようにならなければ、決して天の御国に入れません。」マタイの福音書18章3節

   説教題:『子どものように』    聖書:マタイ18章1~5節

<キリストの十字架への道>をたどっています。マタイ16:16「あなたは生ける神の子キリストです。」とのペテロの偉大な信仰告白を受けて、主は<受難告知>に入られました。「そのときからイエスは、ご自分がエルサレムに行って、長老たち、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、三日目によみがえらなければならないことを、弟子たちに示し始められた。」(マタイ16・21)これが第一回目、第二回目は変貌山後のマタイ17・22,23でした。主にとって、緊張の歩みに入りつつあり、受難と復活について話しても、弟子たちの関心事は、自分たちの序列でした。「天の御国では、いったいだれが一番偉いのですか。」彼らは、この世の価値観の中にどっぷり浸り込んでいました。

Ⅰ.天国はどのような所?

【天国の価値観は、優劣を競うこの世のそれとは正反対です。天国は「上下逆さまの国(Upside-down Kingdom)」と言われます。自分がそこに入るのにふさわしいと考えている人は、決してそこに入ることはできず、逆に自分はそこに全くふさわしくない罪深い者であることを認め、けれども神様からの贈り物としてそれを受け入れる人だけが、そこに入ることができる国なのです。】(『牧羊者』p.38)

Ⅱ.天国に入れる人とはどのような人?

弟子たちは、そもそも弟子たちの間では、誰が一番偉いか論争に明け暮れし、そしてここでは遂に「天の御国では、いったいだれが一番偉いのですか」と、イエスに尋ねる始末でした。それに対して「決して天の御国に入れません。」とまで主は言い切られました。【イエスは弟子たちの「誰が一番偉いか」という問いから出発して、天の御国に入るための条件という、神の民のさらに本質的な問いを弟子たちに示している。】(『牧羊者』P.40)「イエスは、一人の子どもを呼び寄せ、彼らの真ん中に立たせて、こう言われた。『まことにあなたがたに言います。向きを変えて子どもたちのようにならなければ、決して天の御国に入れません。ですから、だれでもこの子どものように自分を低くする人が、天の御国で一番偉いのです。」(2~4)この世の価値観から向きを変えて、悔い改めて幼子のようになって初めて、天の御国に入れるのみでなく、実は天の御国で一番偉い者とされるのです。「自分を低くする人」謙遜さ、また自分の弱さ、無力さを知って、全面的に父なる神に依存する人、そういう人が、天の 御国に入れる、ふさわしい人ですと、ご自分を「心が柔和でへりくだっている」(マタイ11・29)と紹介されたイエスが言われます。

  <お知らせ>

▶ 主の2024年、大変な幕開けですが、一ヶ月過ぎ、一年のうちで一番寒いとされる二月に入りました。被災地にある方々のため、続いてお祈りしています。

▶「今月のメッセージ」「今月のお祈り」「ヘッダー(きんかん)」が更新されています。なおHP開設満12周年を昨年12/1㈮に迎え、リニューアル作業中です。

▶礼拝直後に「教会総会」が行われます。昨年を感謝し、2024年にむけて心一つに主の栄光のために踏み出せますようお祈り下さい。

▶2/7㈬、8㈭、9㈮ 第34回九州ケズィックコンベンションが別府市城島高原ホテルにて行われます。D・オルフォード博士と小野牧師が日本人講師として招かれ、それぞれ3回のご用をさせて頂きます。よき「主の聖会」とされますよう、お祈り下さい。